« 7/5-6 PANDA発売記念キャンプイベント二日目 | トップページ | 2014-2015 年越し宗谷準備編…移動経路選定 »

2015年1月 5日 (月)

4年ぶりの年越し宗谷を終えて……

久々のブログ更新はこのネタ~

2010-2011年の年越し宗谷は、往路で尿管結石で半日入院
復路の夜行バスでエコノミークラス症候群を発症して2週間入院+半年の投薬
治療と散々だったのだが、懲りずに4年ぶり4回目の年越しを目指した。

今回の目的は、以前来た時に心残りだった幾つかのイベントをクリアする事。
装備一式は以前とほぼ変わらないか、むしろ強化されているので問題ない。

細かい話は後日アップしますが、まずは今回の年越し宗谷で気になった事やら
諸々を書いてみます。

自転車ネタに興味がある方はポチっと押して進んでください。

↓ブログランキングに参加しているような気がします、押してくださると幸いです

にほんブログ村 自転車ブログへ

天候について
地球温暖化が叫ばれています。
本当に温暖化しているのか?それとも気のせいなのか?
だが、明らかに気候は変動しているようです。

抜海のアザラシの事
抜海のアザラシについては2010年の年越し宗谷にて抜海のゲストハウスにて
初めて耳にしました。
北防波堤ドームに通りすがった地元の方からも聞きましたが、漁業被害が酷過
ぎて銃による駆除が始まっているそうです。
関連記事
何故アザラシが増えたのかと言うと、オホーツク海のアザラシ猟の減少やら、
流氷が宗谷海峡を閉鎖しなくなって日本海に来やすくなったとの説があるよう
ですが、いずれにせよ地元民にとっては直接的に漁業被害があるのは深刻な
ようです。
関連記事

稚内の天候の事
天気予報や道中も体感していましたが、今回の北海道。はっきり言って異常で
す。
1週間程前の天気予報と異なり寒波が大きく逸れたとの事でしたが、穏やか過
ぎました。
オロロンラインは殆ど無風に近かったし、サロベツ原野のオトンルイの風力発
電所近くでの野営では風はそこそこありましたが満点の星空でした。
北防波堤ドームで伺ったり、ライハで又聞きした話では、総じて
「こんな穏やかな年越しは初めて」「こんな穏やかなのは見たこと無い」
等のお話ばかり。

ある程度の吹雪や路面状況を考慮しつつ苫小牧や小樽から北上するライダーや
自転車乗り達も、スムーズに稚内に辿り着けてしまっていたようですね。


宗谷で野営した人たち
毎年差し入れをして頂いているこちらの方の記事によれば、バイク71台
自転車10台、徒歩やバスも含めてテント97張だったそうです。

過去は?
うろ覚えですが……
2010年は、バイク25台程度、自転車4~5台
2008年は、バイク15台程度、自転車2~3台
2007年は、バイク20台?、自転車?

来てないが2006年は干支キーホルダー1周した人が居たとか、ロシア自転車
ツーリングをした方が仲間連れで来たとかで、自転車数十台だったとかと
聞きました。

2011-2012はゆく年くる年で年越し宗谷ネタを放送
2012-2013は年越し宗谷ネタをドキュメンタリーで放送

これらを受けて人が増えてきたらしいですよ。

そして今年
な~んかおかしい人達がチラホラ居るようです。

今年の年越し宗谷行きは穏やかな天候に助けられて非常に生ぬるかったです。
吹雪も無ければ、強風で自転車で前に進めないなんてこともなかったです。
だから年越しも随分と楽だったのですね。

しかし大みそかを宗谷で野営して、元旦の朝に「寒くて眠れなかった」、トイ
レの中の方が暖かかった等の話を少なくない人数から聞きました。
97張100人程で全員の話を聞いたわけじゃないし、話したのはほんの20~30人程
度だろう。その中で5~6人が寒かったと言うのです。

稚内市の過去最低気温は-19.4℃、最大瞬間風速は44.9m/s
過去の年越しでは+気温で雨だったり、風速15m/sを超えていた事もありました。
まともに設営できるのは風速15m/s程度なので、まずはそれに耐えうるテント、
更に-20℃に耐えられるマットとシュラフが必須で、それらが揃っていれば
寒くて眠れなかったなんて言葉は出てくる訳は無いのです。

今年の元旦データは-7.8℃、風速5.5m/s、例年通りの年越し宗谷からすれば
そよ風+ちょっと冷えてるかな程度でしかないです。
なのに寒かったと言う事でした。

今年はたまたま暖かく風も無かった。多少寒くても何とかなりました。
帰りのフェリーでも宗谷って案外楽なのですねと言う人がいました。
違う!今年がおかしいだけなのです。
普段と違う環境、ライダーでも、自転車乗りでも徒歩でも……
寒かったと言う人は装備を整え直さない限り二度と年越し宗谷をやらない事を
強く勧めたいところですね。

装備を変えるとしたら、基準として欲しいのは標高2,000~3,000mクラスの冬山
キャンプ登山が可能な事かな。少なくともマットとシュラフに関しては、そこ
までの装備を揃えれば安心できるでしょう。

テントの設営場所
三桁に届くほどのテント数
少ない年は宗谷トイレ~東側だけで殆ど設営出来ていました。
ちょっと多くても宗谷の碑に向かって数張り増える程度。
100張りあると、さすがに張る場所が少なくなってきます。
予報では風速10m以下だが、突風が吹く可能性も無い訳ではないのです。

年越し宗谷でのテント設営場所は、立地条件でピンキリがあります。

一等地:トイレ正面脇
風避けができるが、ロープ固定必須とソロテントでないと設営できません。

次点:トイレ裏面脇と、東側の看板そば
張り綱が固定できる柱、密集するテントによって風から守られます。

更に西側へと向かうにつれ設営条件が厳しくなります。
それでも張り綱含めてしっかりとペグで固定すれば、比較的安全に張れます。

今回は、道路よりの歩道脇の地面がある所まで張ってありました。
地面が出ているならペグダウン可能と思われるが、あれってどうなのでしょう?
詳細未確認なので何とも言えないのですけどね。


宴会・差し入れ
これについて書くべきか否か悩んだのだが、書いておく事にします。
ライダーハウスみどり湯で差し入れ鍋を作ってくれた人達がいました。
毎年年越し宗谷で炊き出しをして下さる方がいました。
そんな方々と関わるネタ書きです。

自分もキャンプで飯を作ることがありますが、仲間内で割り勘の時もあれば差
し入れとして対価は求めない事もあります。
どこかに旅行に行き、見知らぬ人に世話になり、そしてまたどこかの誰かの
助けをします。
その行いは巡り巡って自分に返る事もあれば返らない事もあります。
見返りを求めるのではないので、別に返ってこなくても良かったりします。

バス停での出来事
毎年バス停で炊き出しをしてくださる方(W氏)がいます。
宴もたけなわになった頃、そばにいたオッサンが行き成り持論をぶちまけ始め
ました。
曰く、毎年御馳走になっているが自分らは感謝の意を表していない。
曰く、炊き出しの材料もタダではない
曰く、では金を集めてお返ししよう
曰く、皆100円ずつカンパしよう
……等々

W氏は言いました「自分はそんな金のためにやっているのではない」と。
「今まで日本一周やら、旅行やらあちこちでお世話になった。だから自分の
 地元にわざわざ来てくれた人にはお返しをしたい」と。

しかしオッサンは理解しませんでした。W氏は中座してしまいました。
W氏が中座後もオッサンは理解しないどころか更に頓珍漢で失礼な持論をぶち
まけていました。
オッサンは人の付き合いが金銭でしか量れない人生を送ってきたのでしょう。
W氏の考えを理解できない人、理解しない人の多さが非常に残念だった一幕
でした。

どこかで人生を川の流れに例えた話を聞いたことがあります。(not 美空ひばり)
どこかでつっかえては澱み、誰かに助けられて進み、いずれ誰かの助けになり
どこかで誰かを助けたのがいつか巡り巡って自分に返る事もあると言う……

対価を求められれば対価を持って返すが、求められない対価に対しては求めな
い人の意図があるのだと思っています。あえて対価を求めない意図を尊重した
いと言う人は、あのバス停の中にも自分を含み少なからず存在したのが救いで
したね。

ライダーハウスみどり湯で差し入れ鍋
三平汁ともう一つ鍋の差し入れを頂きました。
こちらは材料費がそれなりだったとの事で100円ずつのカンパを依頼されました。
勿論喜んで払いましたが、それとは別に感謝の心も忘れません(=´∇`=)


諸々思う事はありました。
次回から今回の年越し宗谷旅情[変]をお送りします。

|

« 7/5-6 PANDA発売記念キャンプイベント二日目 | トップページ | 2014-2015 年越し宗谷準備編…移動経路選定 »

写真」カテゴリの記事

年越しツーリング」カテゴリの記事

旅行記」カテゴリの記事

自転車」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様でした。
バス停内の出来事に関しては、私もなんだかなあといった感じです
あえて対価を求めない人に対して「施しを与える」的な目線がダメでしたね

去年の元旦もそうとう穏やかだったみたいですがそのぶん行き帰りは
相変わらず荒れてたんでまあいつもの宗谷ツーリングといった感じでしたけど
今年は道中であまりにも雪が無さ過ぎたんで、かなりのオーバーペースで到着した人も多く
初挑戦の面々が「所詮はこの程度か」と思ってしまいかねないのを危惧してます

投稿: 番長 | 2015年1月 5日 (月) 22:23

ザクです。

宗谷で年越し。。。

冒険心をくすぐるけど行動には移せないなぁ
正直「凄い」と思いますよ

投稿: ザク太郎 | 2015年1月 6日 (火) 00:16

番長さん
今回は色々おかしかった年越し宗谷でした。
人が増えた事も、天候も、人々の意識もね。
恐らく雰囲気に流されて金を入れた人もいるかもしれませんし、
全部が全部例のオッサンの考えに同意していた訳ではありません。
(自分含め周囲の数人はソレ違うぞと声を上げてました)

今年の年越し宗谷の緩さですが、帰りのフェリーでご一緒した
関東圏の人が言ってましたよ。
宗谷って意外に楽に行けるのですね……とね。
自分と八戸ナンバーの人は、今年は異常過ぎるだけで例年はこんなものじゃないと
否定しましたが理解してくれたかどうか不安です。

投稿: 神流(かんな) | 2015年1月 6日 (火) 08:28

ザクさん
良く言われる事なのですが、年越し宗谷は冒険じゃないです。
行ったことのある人は冒険ではないとある程度は理解している人が多いです。
経験と事前情報による準備に裏打ちされた全線オフロード&悪天候が予想されるツーリングなので
しっかりした準備とオフロードを走れる技術があればだれでも行けます。

しかしながら今年は特に緩すぎだったのが問題でした。
今季の調子で考えて来季も緩い装備で行ったら次は死人が出るかもしれない。
それが怖いですね。

投稿: 神流(かんな) | 2015年1月 6日 (火) 08:51

 みどり湯と宗谷岬ではお世話になりました。数少ないスクーターだったBW‘Sの者です。バス停でひと悶着あったのはw氏のブログで知りましたが、そういった内容だったのですね。今回受けた恩はまた違う誰かに返せはいいだけの話なんでしょうが、お金で解決とは・・・。

 私も初挑戦でかなり厳しい道中になることは覚悟していましたが、すんなり着いたのには驚きでした。帰路岩見沢付近ではホワイトアウトを経験しましたが・・・。でもたまたま条件が緩かっただけで、「こんな簡単なものなんだ」っていう慢心はやはりよくないですね。私も次回やるとするならば、さらに入念な準備をしなければならないと思いました。

 長々と失礼いたしました。また何処か旅の空の下でお会いできればいいなと思っております。

投稿: BW‘S100R | 2015年1月23日 (金) 01:13

>BW‘S100Rさん
いらっしゃいませ~コメントありがとうございます。
 
バス停はこういう内容でした。
集めた金がいくらだったか知りませんが、宗谷神社の賽銭にするって事でケリが
ついていたようです。

天候ですが、ここ10年程で一番酷かったのは2011か2012年末だったそうです。
私は行って無い年ですが、稚内から徒歩行をしていた人がパトカーに捕まって
稚内に戻されたとかって話を聞いています。
今年も年明け6日頃は小樽で灯台が折れる!?なんて強風が吹いていたそう
ですし、予報通りの大寒波だったら大変な事になっていたでしょうね(ノ∀`)

投稿: 神流(かんな) | 2015年1月27日 (火) 15:42

コメント追加)
怖いのは事故が増えることですね。
今回も来る途中に交通事故を起こした方が居るようですが、
交通だけでなく野宿中の事故も心配しています。

例えば寒すぎて眠れないだけなら良いのですが、寒いからアルコールを
入れている人がいます。
泥酔までは行かなくともそれに近い状態で寝て、低体温症になったら?
朝起きてこなくて救急搬送や万が一の事が起きたら……
恐らくあの場所の野宿は禁止されるでしょう。


年越し野宿組が20組居て、うち1人2人が装備不足ならサポートできる
人はたぶん居るでしょう。
今年は5倍の100組で穏やかだったから問題ありませんでしたが、5人10人が
救助を必要とされる状況だったら、恐らく助けの手が足りません。

ん十年も続いてきたあの場所の年越しが出来なくなるかもしれない可
能性が否定できない状況になってきたかなと不安視しています。

投稿: 神流(かんな) | 2015年1月28日 (水) 15:17

宗谷岬ではお世話になりました(^^)
更新後からだいぶ時間経ってしまいましたが、
年越し宗谷旅情シリーズ、拝見しました。

いろいろご配慮いただいてありがとうございます。
あの出来事については、
そろそろ文章にしてみようかなと思っております。

それでは、また大晦日に!?

投稿: 大志 | 2015年6月16日 (火) 23:27

大志さん
久々に放置ブログ見たらコメントが(ノ∀`)
お盆に初の夏の宗谷に行ってきましたよ
冬には4回行ってるのに、夏は初めてで色々新鮮でした^^

投稿: 神流(かんな) | 2015年9月 7日 (月) 17:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 7/5-6 PANDA発売記念キャンプイベント二日目 | トップページ | 2014-2015 年越し宗谷準備編…移動経路選定 »