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2008年1月31日 (木)

第三回)中杉通り自転車道社会実験レポート

今回で最後にしたいのだけど、続くかもしれないので最終回じゃなくて第三回としておこう。

再度報道発表資料から引用

東京都では、杉並区と協力し、歩行者、自転車及び自動車のそれぞれが
安心して利用できる道路空間を確保するため、既存の道路空間を利用して
自転車専用の走行空間を整備する社会実験を試行し、その有効性、適用
可能性について検証するとともに、自転車利用者への交通ルール・マナーの
啓発も行います。

報道発表資料の5つの目的について検証してみる。
前のレポートと重なる部分があるかもしれない。

歩行者の安全確保
自転車道により、実験区間における歩道の自転車走行が無くなり
歩行者が安全に通行できるようになった。
→この目的は達成されている。

自転車の安全確保
自転車道は車道の左側に設置され、ガードレールにより車道と分離されている。
ガードレールは側道・駐車場等のある場所で分割されている。
道幅は横に2台分のスペースしかなく、双方向通行となっている。
→この状態では安全に走行できるとはいい難い
 双方向通行のため、正面衝突の危険がある。
 車道と逆向き方向で走った場合、前方車両を避けるのに車道にはみ出す危険がある。
 道幅が狭いため、追い越しをかける場合に前方からの車両と衝突する危険がある。
 自転車道の終端が交差点でないため、そのまま交差点まで(場合によってはそれ以上)の
 距離を逆走する車両がいて危険(既に数台を確認済み)

自動車の安全確保
自転車道は車道の左側に設置され、ガードレールにより車道と分離されている。
ガードレールは側道・駐車場等のある場所で分割されている。
おかげでバス停留所やコインパーキングを含めて2車線だったのが1車線となった
→自動車の安全はある程度確保されたが、不便になった。
 路線バスが停止するたびに、1車線しかない無いために渋滞となる。
 「自転車の安全確保」で指摘した内容の通り、はみ出した逆走自転車が危険

自転車利用者の交通ルール・マナーの啓発
啓発方法には二つのアプローチがあるようだ。
表示・看板・路面標識の設置
路面へ左側通行を示すペイントがあり、歩道には自転車道から(へ)の誘導ペイントがある。
歩道側ガードレールには、ノボリが立っておりマナーへの啓発をしているようだが実は夜は殆ど読めない。

自転車道誘導員
社会実験の意図を理解せず、杓子定規に実行するようなお役所仕事的な印象は否めない。
歩道や車道走行の自転車を自転車道へ誘導するのは良いが、あまりにも杓子定規な対応の
ため、自転車利用者の交通ルール・マナーの啓発どころか犯罪教唆・犯罪幇助行為になって
いると言う事実がある。

悪例その1)自転車道阿佐ヶ谷駅付近の誘導について
車道及び自転車道には停止線があり、前方信号が赤ならば車両は停止しなければならない。
1

今朝の事だが前方が赤信号だったため、自分を含み数台の自転車が停止線で停止した。
しかし誘導員は、赤信号を無視して自転車を歩道に誘導していたため、停止していた
数台の自転車はどうしたら良いのか戸惑ってしまっていた。
(2/5追記)
    自分は左側端に停車していたが、他の自転車は自分の右側に数台止まっていた。
    考えてみると、これは道路交通法の並走禁止の内容に抵触している気がする。
自転車道が終わった時点で自転車を歩道に誘導するのは良いだろうが、交通ルール・マナーの
啓発という意図があるのなら、赤信号での停止を徹底されるのが誘導員の義務ではないだろうか。
あれでは「前方信号が赤であっても、歩道に入る場合は停止線をこえて(赤信号を無視して
交差点内に入って)いくのを推奨」しているようにしか見えない。
ちなみに今朝の誘導員との会話
 自分「停止線は信号の手前にあり、自転車を止めるべきじゃないのか?」
 誘導員「自転車道を走ってきたら歩道に誘導する」
 自分「誘導するのは良い、だが赤信号だろう」
 誘導員「自転車道を走ってきたら歩道に誘導する」
 自分「だから!赤信号だろ!!自転車に信号守らせるのが、あなたの仕事だろ!!」
 誘導員「自転車道を走ってきたら歩道に誘導する」
本当に何を聞いても同じ答えしか返ってこないのだ。
ドラクエとかのRPGで町の人に話しかけてる気分だった(ノ∀`)

悪例その2)夜間の誘導について
24時間の誘導員常駐が大変なのは判るが、昼間との対応差がある。
昼の誘導員(役所の人?)は積極的に誘導を行ていたが、夜にいる警備員は歩道で
突っ立っているだけ。無灯火や二人乗りの自転車への警告もしない。


自転車道の有効性及び適用可能性の検証
歩行者・自転車・車の安全確保の面から見れば、歩行者にとっては有効となっているが
自転車・自動車にとっては、まだ安全性が確保されたとは言いがたい。
しかし実施3日程度でわかった事も数多くあり、実施した事の有効性は十分にあると思う。
再びこのような社会実験をやる可能性があるなら、
・自転車道は一方通行で、追い越しを考慮した2車線
・道路の両側に設定する事
・誘導員には実験の意図を正しく理解させて、不法行為を正すように指導させる事
・警察官を配置させて、交通法規違反の自転車の検挙をする事
・(2/5追記)
 交通マナーの啓発看板は反射材を使用した文字で記述し、夜間でも読みやすくする事

等を最低限として実施してほしいな。

なお、自転車道内で追い越しをかける場合
自分は、「すいません、後ろから抜きます、避けてください~」と声をかけて走ったところ
ほぼすべての人は左側に避けてくれた。
いきなり警音を鳴らすより、一声かけるのがマナーの向上になると思うがどうだろう。


最後に、今回の実験における自転車通行関連の交通法規を羅列してみる。

軽車両の並進の禁止
 第十九条 軽車両は、軽車両が並進することとなる場合においては、他の軽車両と並進してはならない。
 未確認だが、追越しなどの一時的並走を除く筈

警音器の使用等
 第五十四条の2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている
 場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。

速度制限
 第七十条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、
 かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で
 運転しなければならない。

 電動自転車については電動力を利用して良いのは24Km/hまでの制限がある
 自転車については制限速度は無い。

自転車道の通行区分
 第六十三条の三 車体の大きさ及び構造が内閣府令で定める基準に適合する二輪又は三輪の自転車で、他の車両を
 牽引していないもの(以下この節において「普通自転車」という。)は、自転車道が設けられている道路においては、
 自転車道以外の車道を横断する場合及び道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除き、自転車道を
 通行しなければならない。


初回レポート(2008/01/28) 2回目レポート(2008/01/29)




1月31日の走行距離(自転車)
 往路:12.0Km
 復路:13.0Km
 天候:晴天

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コメント

詳細なレポート拝見しました。まさに何のための実験なのか、呆れるばかり。私も新青梅、早稲田通り、中杉通り、青梅街道と日々自転車です。当然、今回のこのレーン内は走ってませんが。西友前のレーン終了地点の、いきなりの歩道への誘導は、呆れました。目の前赤信号じゃねぇか!と怒鳴ったら、じっと係員はこちらを見つめたまま黙して語らず。どこに委託してる人なんでしょう。少なくとも警察関係とも思えず。
本来「道路交通法」さえ、みんなが守れば、ほとんど問題などないはず。「軽」であっても「車両」。野放しにしている警察の怠慢は糾弾されるべきだと思います。

投稿: 赤いビアンキ | 2008年2月 1日 (金) 12:54

>>赤いビアンキさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
そうなんですよねえ…
道路交通法さえ守れば、こんな社会実験はいらんのですが
むしろ自転車レーンより、交通法規遵守監視員をあちこちに
配置して確実に法規を守らせるのが良いかと思うのです。

本当にお役所仕事な印象しかありません。
とりあえず形を作った、あとは委託業者にお任せ
結果?ああ、まあ成功なんじゃない?って感じでorz

投稿: 神流 | 2008年2月 3日 (日) 22:39

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